プログラミングを独学で始める方が年々増え続けていますが、スタート1ヶ月以内で辞めてしまう方が多いようです。巷では、挫折率90%と言われているとかなんとか。
これから勉強始めたいけど最初の1ヶ月は何をすればよい?
スタートから間違った方法で勉強したくないので一番良い方法を教えて!
そんなお悩みを持つあなたのために、半年の独学の末にエンジニア転職した私が、経験をもとに一番効果的な1ヶ月の学習法を伝授します。
これを読み終わった頃には、迷いなくスタートダッシュすることができます。ぜひ最後まで読んで、今後の参考にしてください。
ちなみに、私はWEB制作メインの人間ですので、WEB系言語をベースに解説していきますね。
まずは目標設定が大事:未経験から半年でエンジニア転職を目指す
学習を始める前に、まずは目指す目標を決めておきましょう。
同じ1ヶ月でも、目標設定によって学習スピードや内容も変わっていきます。
「いつまでに、何を実現したいのか」を明確にしておくことで、その後の学習計画も組みやすくなります。
私の場合、「働きながら半年後にエンジニア転職する」という目標を掲げスタートしました。皆さんの中にも同じスケジュールで考えている方がいるかと思いますので、今回はこの目標を軸にお話していきます。
半年間のザックリとしたスケジュールは以下の感じ。
- プログラミング基礎:2~3ヶ月
- ポートフォリオ作成:1ヶ月
- 転職活動:1~2ヶ月
転職活動の期間も踏まえると半年はちょうどいい時間設定だと思います。逆にそれ以上長いと、モチベーション維持が難しく、気持ちが切れてしまうので注意した方がいいですね。
もっと詳しく半年全体の流れを確認したい場合は、こちらの記事を読んでみてください。
【プログラミング独学】最初の1ヶ月でやるべきこと
目標設定も終えたところで、早速プログラミング学習を始めていきましょう。
結論からお話すると、最初の1ヶ月は「HTML・CSSの基礎を固める」ことに徹底しましょう。
HTML・CSSは、WEB制作には欠かせない必須言語。この2つができないと正直仕事になりません。
各言語の役割を超簡単にお話すると、以下のような感じ。
- HTML:文字や画像などをブラウザ上に表示させる
- CSS:HTMLで表示されたものを加工する
ちなみに、今見ている記事もこの2つの言語で表示されていますよー。
つまり、この2つを使えるようになれば、簡単なWEBページは作れるようになるわけですね。
使用する教材は動画がオススメ
よく「どんな教材を使用すれば良いの?」と悩んでいる方も多いですが、2021年現在では動画での学習がオススメです。
書籍は1冊も使用せずすべて動画や学習サイトを利用して勉強しました。
動画での学習をオススメする理由は以下の3つ。
- スキマ時間を活用できる
- パソコン1台で勉強できる
- 無料もしくは低価格で利用できる教材が揃っている
最近はyoutubeでも学習動画がたくさん公開されていて、基礎レベルであればそれだけで十分学習できますし、Udemyを利用すれば低価格で高品質な学習動画を購入することも可能です。
HTML・CSSの具体的な学習方法
ここからは、HTML・CSSの具体的な学習方法を解説していきます。
学習の基本の流れは「知識のインプット→自分の手でコードを書く」の繰り返しです。
プログラミング学習で重要なのが「アウトプットを怠らない」ことです。正直、インプットだけの勉強はほぼ意味がありません。動画を見ながら真似して実際にコードを書いてみる。これが1番大事です。
そのためにテキストエディタをダウンロードしてコーディングできる状態を整えておきましょう。
個人的にはマイクロソフトが提供している「Visual Studio Code」がオススメ。無料でダウンロードできますのでサクッと手に入れちゃってください。
設定方法は、ドットインストールの「HTML/CSSの学習環境を整えよう 」編を参考にしてみてください。
具体的な基礎学習手順
1ヶ月の学習手順は以下の3ステップです。
- 基本的な文法・使い方を知る
- WEBページ制作の流れを把握
- レスポンシブ対応の勉強
順番に解説していきます。
①基本的な文法・使い方を知る
まずはHTML・CSSの基礎文法やルールなどを学習していきます。
使用する教材は以下のyoutube動画です。
テックアカデミーさんが投稿している動画で、HTML・CSSの基礎を網羅的に学習できます。動画内で出てくる実例をテキストエディタで書きながら勉強しましょう。
②WEBページ制作の流れを把握
基本を理解したら、次はWEBページがどのように作られているのかを学習します。
ここで利用するのが以下のWEBサービスです。
【ドットインストール】
ドットインストールはプログラミングに関する解説動画を提供していWEBサイトです。1本3分以内で作成されているのでスキマ時間の活用にもってこいです。
この中の【初めてのWEB制作(全11回)】を利用して、簡単なWEBページ作成の流れを掴んでいきましょう。
【progate】
progateもプログラミング学習に特化したWEBサービスで、サイト内でコードを書きながらゲーム感覚で勉強することができます。
【HTML・CSS中級編】でWEB制作の基礎を学習しましょう。
③レスポンシブ対応の勉強
レスポンシブ対応とは、パソコンサイズの画面で作成したものをスマホサイズにリサイズすることを意味します。
今時はパソコンよりスマホで見られることが増えてきたこともあり、スマホ画面での見やすさがSEO評価にも関係していると言われています。
レスポンシブ対応は必須のスキルになっているので、確実に習得しておきましょう。
こちらはprogateの「HTML・CSS上級編」を使ってガッツリ勉強していきます。
ここまで一通り学習すれば、HTML・CSSの基礎をある程度理解した状態になることができます。
余裕があれば模写コーディングにも挑戦しよう
上記の3ステップを通じて基礎理解ができたら、次は模写コーディングに挑戦してみましょう。
- 模写コーディングとは
- デザインデータ・既存サイトを見ながら真似してコーディングすること。知識をスキルとして定着させるのにピッタリな学習方法です。
ネット上にあるサイトで「これならできそう!」と感じるページを探し、丸ごと1枚コーディングしていきます。
「なかなか見つからない」という方は、無料で模写コーディングの素材を提供しているcodestepさんを活用してみましょう。コーディングの仕様ルールが設定されていたり、デザインデータをダウンロードすることもできるので練習にちょうど良いです。
わからないことは検索する習慣をつけよう
模写コーディングを始めたあたりから、今まで勉強してきた範囲外のことが出てきたり、エラーが発生してしまうことが増えてきます。
こればっかりは、学習を進めていく上で誰もがぶつかる壁ですので、根気よく復習したり、ネット検索で情報収集しながら解決方法を探っていきましょう。
そういう時、google検索で欲しい情報を引っ張ってくるコツを押さえておくと便利です。こちらの記事でポイントをまとめていますので参考にしてください。
まとめ:ポイントおさらい
最後に、今回の記事のポイントをおさらいします。
・最初の1ヶ月はHTML・CSSの基礎固めをしよう
・動画を使った勉強がオススメ
・基礎が終わったら模写コーディングに挑戦しよう
・google検索スキルを磨こう
1ヶ月って聞くと長く感じますが、働きながら・子育てしながらだと確保できる学習時間は限られてきます。
今回の方法を活用して、効率よくスキルアップできるよう頑張ってください。
また、2ヶ月目以降何をすべきかも知りたい方はこちらの記事を活用してください。
読んでいただき、ありがとうございました!