「プログラミングの独学を始めたけど実力がついているかわからない…」
「今の勉強方法が合っているか不安…」
そう感じる人はアウトプットする時間が足りていない可能性が高いです。
プログラミング勉強では知識のインプットとアウトプットを交互に繰り返しながら進めるのが上達のカギです。
私自身、独学でプログラミングを勉強していた時はアウトプットを繰り返すことでスキルを身につけていきました。
なので今回は、知識のアウトプットが有効な理由とその手順を解説していきます。
- この記事を読んでわかること
- ・アウトプットが必要な理由
・効果的なアウトプットをするための手順
・具体的なアウトプットの方法
独学のプログラミング勉強でアウトプットが必要な理由
「アウトプットは大事」と良く聞きますし、私も重要視しています。ではなぜ必要なのか、その理由をいくつかご説明しますね。
ポイントは以下の3つです。
- 「知っている」→「できる」にレベルアップできる
- 自分の実力を可視化することができる
- 目標にしやすい
「知っている」→「できる」にレベルアップできる
「プログラミングができる」状態というのは、「HPやアプリを作ることができる」つまり知識をアウトプットすることができる状態を意味します。
プログラミングを「知っている」のと「できる」の間には大きな差があります。
プログラミングレベルを早く上げるためには、とにかくアウトプットを繰り返して、自分の引き出しを増やすことが重要なんです。
自分の実力を可視化することができる
人間は目に見えないものに対しての価値は理解しにくいものです。
知識をアウトプットして何か形に残すことで、自分のスキルがどれぐらいかを確認することができます。
またアウトプットを繰り返していくことで、少しずつ完成度が高くなってくるのがわかりますし、周りの人に見てもらい、客観的に判定してもらえることもできます。
目標にしやすい
いくら知識を入れ込んでも、目指す目標がなければいずれモチベーションが下がり挫折してしまいます。
「簡単なWEBページを作る」など、なんでもいいのでアウトプットすることを目標にすれば、モチベーションを維持しやすくなります。
さらに「インプット→アウトプット」のサイクルが回ってくると達成感や自己肯定感が上がり、自然と継続することができるようになります。
効果のあるアウトプットをするための手順
「アウトプットの重要性はわかったけど、実際どうしたらいいの?」
そう思った方のために、ここからは効果的なアウトプットをするための手順を解説していきます。
全体の流れはこんな感じ。
- 最初に2つの目標を作る
- 短期集中で知識をインプット
- アウトプットしまくる
最初に2つの目標を作る
まずは目指すべき目標を先に決めます。
そして目標は1つではなく、「大きな目標」と「小さな目標」の2つを設定することがポイントです。
大きな目標(最終的に到達したいゴール)
まずは最終的に達成したい目標を設定します。
この時に重要なのが、できるだけ具体的な目標にすることです。数量や作成物まで織り込んで設定するようにしてください。
・NG例:WEB制作ができるようになる
・OK例:HTML・CSSで静的なページを1枚作る
小さな目標(大きな目標を達成するための行動目標)
大きな目標が決まったら、次はそこに到達するまでの流れを調べ、セクションごとに分割して小さな目標を設定していきます。
例えば、大きな目標を「HTML・CSSで静的なページを1枚作る」とすると、そこに到達するために必要な過程を割り出し、それぞれの行動目標を立てます。
- 「HTML・CSSで静的なページを1枚作る」までの過程
- ①開発環境を整える→パソコンを買う、エディタをインストールする
②HTML基礎→ブラウザに出力できるようになる
③CSS基礎→HTMLを加工できるようになる
④制作を開始
独学の最大の難点は「継続しにくい」という点です。
小さな目標を一つ一つクリアしていきながら、モチベーションを持続させる。これが独学を継続させる一番のやり方です。
短期集中で知識をインプット
インプットの方法としては、個人的には動画での学習がオススメ。
私も初期の頃はyoutubeに上がっている解説動画をスキマ時間に見漁ってました。
ただ、インプットの時間をいくら増やしても、プログラミングスキルの上達はあり得ません。60%ぐらいの理解度で次の段階に進んでしまいましょう。
どうしても初めの頃って「まだ基礎が足りないんじゃないか」と不安になって、基礎学習を何周もしてしまいがちです。
ただ、基礎部分を何回も繰り返したところで、全てを完璧に理解・習得することは不可能ですので、覚悟を決めてさっさと前に進みましょう。
アウトプットしまくる
ある程度の基礎知識がついたら、最初に設定した行動目標を順にこなしていきます。
このステップでとにかく大事なのは「自分の手を動かす」こと。
ただ、途中で行き詰まることもあるはずですので、その時は再度インプットに戻って、知識の補填をしていきましょう。
具体的なアウトプットの方法
ここまで、アウトプットの手順を解説してきましたが、ここからは具体的なアウトプットの方法を3つ紹介してきます。
- 写経をする
- 簡単なアプリを作成する
- ソースコードを見ずに模写コーディング
写経をする
一番簡単なアウトプットとして写経をオススメします。
本や動画の教材に書かれているコードを真似してみるも良し、既存のWEBサイトのソースコードを見て記述してみるのも良しです。
真似しているだけでも、自然とコード構成が理解できるし、綺麗なソースコードを書く練習にもなります。
より詳しいやり方はこちらの記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
簡単なアプリを作成してみる
エンジニアに転職するならJavascriptも覚える必要がありますが、その勉強に最適なのがアプリ作成によるアウトプットです。
youtubeで有益な情報がたくさんあるので、それを見て実際にコーディングするのがオススメです。
こちらの記事にまとめていますので、参考にどうぞ。
ソースコード見ずに模写コーディング
一番実践に近いアウトプットで、既存のサイトやデザインデータを参考にページを作成していく方法です。
最初はかなり難易度が高く感じますが、その分学びが大きいので、基礎的なコーディングができるようになったら是非挑戦してみてください。
デザインデータからコード構成を考える力や、レスポンシブ対応のスキルなどを鍛えることができ、かなり実践レベルに近づきます。
勉強過程を発信して知識を定着させよう
TwitterなどのSNSで自身の勉強したことを発信していくのも効果的です。
発信するには勉強した内容を振り返る必要があるので復習になり、知識の定着につながります。
私もTwitterを活用して、日々のやることリストを発信したり、参考となるWEBサイトをポイント解説しながら共有したりしていますよー。
また、文章を書くことに抵抗がない方はブログを活用するのもオススメです。
noteやアメブロなど無料で簡単に記事投稿ができるものがあるので、積極的に使っていきましょう。
また、自分オリジナルで行きたい方はwordpressでブログ開設してもOKです。
wordpressブログには、レンタルサーバーの契約が必要なので手間もコストかかるので、初心者にはあまりオススメしませんが、サーバー関連の勉強になるので、挑戦してみてもいいかもしれません。
ポイントおさらい
最後に、今回の記事のポイントおさらいです。
- 「知る」から「できる」のレベルに上がるにはアウトプットが不可欠
- 大きな目標と小さな目標を最初に立てる
- 最初は写経でアウトプットするのが簡単
アウトプットを繰り返して成果物がどんどん増えるとクオリティが上がっていき、後々転職活動のポートフォリオとして使うこともできます。
ポートフォリオも色々なケースがありますが、フロントエンドであればwordpressでオリジナルサイトを2〜3個作成するのがオススメです。
インプットとアウトプットを繰り返して、どんどんスキルアップしていきましょ。
また、未経験からエンジニア転職を目指しプログラミングの勉強を始めた方向けに、ロードマップを作成しました。転職までの大まかな流れを掴むのに最適ですのでぜひ。
読んでいただきありがとうございました!